北海道をソロキャンプして回った時に訪れた、知床半島に位置する羅臼温泉野営場について紹介します。野生動物が多く、ヒグマに遭遇する可能性も高い知床ですが、トイレや炊事場等の設備はとても綺麗で、格安です。
直近に「熊の湯」という温泉も湧いています。
羅臼温泉野営場の概要
【利用料金】 1人1泊300円 予約制度無し
【設備】 テントサイト、炊事棟3、トイレ2 レンタル品無し
※オートキャンプは不可、バンガロー無し、芝生上での焚火・直火禁止
観光客用ゴミ袋 各100円(可燃・不燃の2種類に分別してゴミ箱へ捨てられます)
トイレは2重扉になっているため、虫もおらず綺麗です。
場内にもエゾ鹿やキタキツネが入り込む
野営場は獣除けのフェンスで囲われているが、その辺に鹿がいます。
キタキツネが炊事場で水を飲んでいたり、残飯目当てでやってきます。
キタキツネはエキノコックスを媒介するので要注意です。
ヒグマを呼び寄せることにもなりますので、エサとなるものは欠片も残さないように努めましょう。
サイトは区切られていて、駐車場から荷物を運ぶ
管理棟で受付を済まして、空いている好きなサイトを選んでテント設営。
炊事場が近く、ちょっと高台になってるすみっこに陣取りました。
野天風呂「熊の湯」へ
道路を隔てた野営場の反対側にある「熊の湯」へ向かいます。真っ暗ですが明かりがあります。
こ、こ、怖くなんてないんだからねっ!
ガサッ…Σ(・ω・ノ)ノ!ウヒー!!
みどころ:熊の湯| 【羅臼町公式】世界自然遺産・知床の町 羅臼町 観光情報サイト (rausu-town.jp)
風呂は男女で分かれていて、脱衣所もついてます。
無料で利用可能ですが、地元の方々の清掃・管理により成り立っているので、寄付金箱に100円いれるか、朝の風呂清掃を手伝うとみんな笑顔になれます。
地元の方や外国人キャンパー2人組と一緒に入浴
湧き出るお湯はメチャクチャ熱いです。50℃に達するとか。
地元の方がホースで水を入れて調整してくれたので程よくなりました。
水で薄めるのにもローカルルールがあるので、脱衣所に書いてある入浴10か条を守りましょう。
外国人キャンパーの方々はそれでも「Oh…アツイ」と真っ赤になってました。
羅臼温泉野営場周辺を散策
斜里から羅臼へ向かう途中ですが、残念ながら曇り。
晴れ渡ったら気持ちの良い峠道です。
間欠泉の近くに寄ったので、折角だから見てみようと向かうと、反対方向から複数の人が帰ってくる感じに。
間欠泉に着いたら、もくもくと湯気が出ていて、丁度噴き出し終わったところだったようでした。
お乳を飲んでいるエゾシカ発見
エゾシカは至るところにいます。
知床散策の拠点として
知床半島でキャンプも観光も楽しむ拠点として最適です。
知床五湖を巡ったり…
斜里からの遊覧船では知床のヒグマを高確率で観察できます
羅臼からの遊覧船にも乗りました。
運良くクジラを見ることができましたが、なかなか良い写真が撮れず…
シャチもたくさん見れました。
浮上する時に、思ったより大きな音がします。
羅臼温泉野営場のオススメポイント
- 無料で素晴らしい野天風呂に入れる
- 1泊300円と格安
- 予約不要
- 思う存分知床の生態を見学出来る
- トイレ等設備が綺麗
- オートキャンプ不可のため、サイト内が静か
ヒグマに襲われないために
知床はヒグマの高密度生息域であるため、いつ遭遇してもおかしくありません。
ヒグマと突然遭遇すると、ヒグマも驚きのあまり攻撃してくるかもしれないので、事前にこちらの存在を知らせることが、獣害予防となります。
高い音域ほど、遠くまで響き、熊避けの効果があると言われます。
ラジオの流しっぱなしは、地域によっては逆効果の場合があるそうです。(ラジオと食べ物が入ったリュックサックを熊に奪われ、熊が「ラジオの音の近くには食べ物がある」と学習してしまった例)
また、とあるマタギの方のお話では、空のペットボトルをベコベコ鳴らす音も熊避け効果があるとのことです。
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