1年間放置されたふるさと納税返礼品のさつまいも
ふるさと納税の返礼品としてさつまいもが大量に届いて、最初のうちはスイートポテトや天ぷら、焼き芋にしたりと、さつまいも三昧で満足していたのですが、1個1個が大きい上に大量にあるので、飽きてしばらく廊下に放置してました。
忘れていた訳ではないのですが、日持ちするしそのうち食べようと思い、ついに１年が経過…。
久しぶりに開封。
うわあぁぁぁぁぁああΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！！！
紫の芽がいっぱい生えてるぅぅぅ！
しかもまだ結構残っていました。
届いたばかりの時は、開封したら土のにおいって感じだったのですが、今は青臭いというか、草や葉っぱのにおいがほんのり漂います。
とりあえず、取り出してみた。
ふわああぁぁぁあっあっはあぁぁぁん！！
なんか、今にも動き出しそう…。
頭の方からニョキニョキ生えてます。
意外と本体はまだしっかりとした質感です。
１個はしおしおになって芽も生えていませんでした。
ふにゃふにゃです。
さすがにコイツは食べる気がしない…。
Q.芽が出たさつまいもって食べれるの？
A.食べれます
じゃがいもの芽と違って、さつまいもの芽に毒はありません。
毒があるのはじゃがいもだけで、さつまいもや長芋、さといもの芽などにも毒はありません。
しかし、栄養が芽にいってしまうため、本体の味は落ちてしまいます。
さつまいもの芽は栄養いっぱい
さつまいもの芽はとても栄養が豊富で、ビタミンCやβカロテンは、ほうれん草と同等です。
さらにビタミンEはほうれん草の1.5～3.5倍含まれています。
調理してみた
さつまいもご飯にしてみようと、適当に切って、水につけておきます。
断面に黒い点がいくつもあったので、ちょっと気になったの分解してみる。
黒い点の部分を切開するとこんな感じ。
筋っぽいような、少し硬くなってます。
芽になろうとしているのか、組成が変化している感じです。
黒斑病とか、そういったとは別物っぽいです。
いくつか取り除きましたが、面倒だったのでこのままいきます。
米２合
塩小さじ１と１/３
酒大さじ１
さつまいも１本
基本のレシピで炊き込みごはんセット！
炊いてるときも甘い香りがしました。
いい感じじゃないか？
しゃもじでかき混ぜるともちもちでした。
芽が生えた分、もしかしたら甘さが落ちているのかもしれないけど、ほどよい甘みにもちもちとした食感で丁度良かったです。
あえて黒い点の部分を取り出して食べてみたところ、筋っぽい食感はしますが、特に味は感じませんでした。普通に食べている分には、小さすぎて全く気になりません。
食べた後も体調は全く問題ありませんでした。
結論
１年経って芽が生えても問題なく食べれる
１年間常温で放置して芽が生えたさつまいもでも、カビが生えたり、ふにゃふにゃになっていなければ問題なく食べれるようです。
明らかに異臭がして腐っているようなものは論外ですが、芽が生えるのは生きている証拠。自然なことなので、栄養は芽に持って行かれてしまうものの、美味しく食べれます。
とは言っても、折角農家の方々が愛を込めて作ったものですので、最も美味しい状態で食べるのが一番ですね。
正しい保存方法
さつまいも農家は、収穫した後、土が付着したまま新聞紙などで包んで風通しの良いところで保存します。
さつまいもは水分に弱く、洗うと水気のあるところから傷んできてしまうためです。
収穫してすぐのさつまいもは、約5カ月の保存が可能と言われています。
保存期間中、追熟して甘みが増します。
ふるさと納税で送られてきたさつまいもも土が付いていたので、そのまま箱に入れたままだったのが丁度良かったのかもしれません。
しおしおになったものはダメですが、芽が生えたものは大丈夫です。
さつまいもの保存に適した温度は10～15℃
さつまいもは寒さに弱いため、冷蔵庫に入れると傷みやすくなります。
風通しの良い冷暗所が最適です。
20℃を超えると芽が出やすくなってしまうので、直射日光が当たる場所などは避けましょう。
長持ちさせるには新聞紙に包んで常温保存
購入してきたさつまいもは、土が付いていても付いていなくても、新聞紙などで1本ずつ包みましょう。段ボールや発泡スチロール、かごなどに入れて常温で保存します。
美味しさは2週間～1カ月は保ちます。
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